
こんにちは。精神科病院で働く管理栄養士の実可子です。
管理栄養士は国家資格。
給料良さそう!と思われる方も多いですが、そうでもありません。
今日はその本当の理由についてお話しします。
もちろん、地方の精神科病院で勤務7年目の私の給料・ボーナス・年収も大公開します!
↓この記事はこんな人におすすめ(^^)/
・管理栄養士の給料が低い理由を知りたい
・実際の管理栄養士の給料明細を見てみたい!
給料明細
つべこべ言わずに今月(2021年7月)の給料明細から行きます!
総支給額¥242,500
控除合計¥56,875
差引支給額¥185,625でした!
では、もっと細かく紹介します。
基本給¥164,000 低い!めちゃめちゃ低い!
特殊技能手当¥28,000 管理栄養士の資格があれば貰えます。
役職手当¥15,000 副主任やってます。
その他手当¥3,000 毎月貰えます。勉強の資金にするようにとのこと。
精勤手当¥5,000 遅刻や欠勤が無ければ毎月貰えます。
早出手当¥7,500 一回1,500円。先月は5回したので7,500円です。
交通費¥20,000 マックス貰ってます。
これを合計すると先程の¥242,500となり、色々差し引かれて¥185,625になります。
ボーナス明細
今年はまだ7月の夏のボーナスしかもらっていないので、12月の冬のボーナスは昨年の分を紹介致します。
まずは夏のボーナスから紹介!
賞与支給額総額¥340,100
控除合計¥61,371
差引支給額¥278,729でした!

いつもの給料より少し多いくらいです。
次は冬のボーナス!
賞与支給総額¥473,750
控除合計¥85,631
差引支給額¥388,119でした!
夏のボーナスに+10万円くらいですね。毎年このぐらいです。
年間のボーナス合計・・・
合計したら年間¥666,848
よくボーナス時期になると街中でボーナスの金額をインタビューしてTV放送されているのを観ますが、一般企業だと一回のボーナスがこれくらいじゃないですか?
でも、地方の病院管理栄養士の現実はこんなものです。
なぜ管理栄養士の給料が20万円前後にしかならないのか、その理由をお話しします。
★管理栄養士の給料が低い本当の理由★
ずはり、業務独占(管理栄養士じゃなければしてはならない業務)がないから!
例えば、医師は患者を診察し治療を行います。
これは独占業務で医師以外は看護師であろうとも行うことが出来ません。
看護師は医師の診察の補助や、傷病者の世話を行います。
これも独占業務です。
それに比べ、管理栄養士は名称独占。業務独占はありません!
もうこれは法律で決まっています。
したがって、管理栄養士が行っている献立作成や発注作業、栄養指導や料理教室などは別に管理栄養士じゃなくても看護師でも介護士でもいいんです。
需要が少ないので、給料の平均も必然的に低くなっています。
管理栄養士の求人が少ない理由
病院を想像すれば分かる思いますが、ひとつの病院に看護師は大勢いますが管理栄養士は1人〜2人程度です。
これは配置基準が法律で決まっており、以下の表のようになってます。
看護師 | 管理栄養士 | |
医療療養病床 | 4:1以上 (患者4人に対し看護師1人) |
病床数100以上の病院に1人 |
必要な人員が歴然ですね。
細かい決まりもありますが、管理栄養士は必要人数がかなり少ないことが分かります。
大手の求人サイトIndeedで看護師と管理栄養士の求人数を調べてみました。
看護師 | 管理栄養士 | |
福岡の求人数(正社員のみ) | 5,414件 | 398件 |
看護師は管理栄養士の13.6倍もの求人がありました。
管理栄養士は独占業務もなく、施設に必要な人数も少ないので必然的に給料が低くなる。
という結果になりました。
それでも私が管理栄養士を7年間続けているのは、それでも管理栄養士の仕事には魅力があるからです!
次はそのことについてもお話ししようと思います。
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