
厨房勤務者にコロナ陽性者が出たら大変なのは想像がつきますよね。それなのにマニュアルも対策も何もないのは危険!しっかりやるべき事を決めておきましょう。
この記事はこんな方におすすめ!
・厨房内のコロナ対策を徹底したい
・マニュアルを作りたいけどどうやれば良いか分からない
・陽性者が出た際の実際の流れを知りたい
厨房内でのコロナ感染対策

厨房は常に衛生管理が重要視される場所です。
コロナが流行したから始めたというわけではありませんが、特に注意するようになった感染対策の項目を挙げてみました。
①出入り口にアルコール消毒を設置
非接触式のアルコール消毒を出勤してすぐ、何かを触る前に行ってもらっています。その後ロッカーにて着替え等をします。
②朝一で体調チェック
熱や頭痛などの不調がないか、体温チェックも毎日表に記入しています。同居家族の方にも変わった症状がないかチェックします。
③厨房に入る前に手洗い・消毒
着替えや体調のチェックが終わり、厨房内に入る前はもう一度手洗いとアルコール消毒を行います。もちろん、サージカルマスクは必須です。
④洗浄後の食器は消毒保管庫へ
厚生労働省によると中性洗剤で洗浄した後、80度・5分以上の加熱で良いとされています。
食器消毒保管庫は厨房には必須です。
⑤厨房内の器具、ドアノブ等は次亜塩素酸Naで拭きあげ
厨房内には0.05%以上の濃度になるように分かりやすく分量を表記しています。こちらも厚生労働省で定められている濃度です。
⑥休憩は2部制に
普段は約8名が同時に休憩を取っていましたが、今は4人→4人に分けて休憩をとり、定期的に換気も行います。
【患者から】陽性者が出た場合
陽性患者の方にも今まで通り同じ食事を提供しますが、下膳の際はその方の食器だということが分かるようにビニール袋に入れてもらいます。
先ほどもあったように中性洗剤で洗浄後、80度5分以上の加熱でウイルスは死滅しますので特に注意を払って(素手で触ってその手で粘膜を触らない等)食事の配膳・下膳を行えば問題ありません。
【栄養課職員から】陽性者が出た場合の対処方法
調理師は業務上、ほぼ全員が濃厚接触者となる可能性が高く、出勤可能人数が激減する可能性がとても高いです。
その様な事態の為に、私たち管理栄養士は常に非常食を備蓄しています。
なってみないと分からない、というのが本音ですがこれだけは絶対に事前に準備しておくべきです。
もしも病院で陽性者が出たり、クラスターが起きたりしたとしても【食事が出ない】ということは許されません。
どうしても朝食が出せなかったとしても、昼食や夕食が何も出せないとなると大問題です。
そのくらい厨房は病院内でも重要な場所になっています。
まずは職員から陽性者を出さないことを徹底し、それでも出てしまった時は少人数でもスムーズに
食事の提供が行える段取りをしておくことが大切です。
全員で乗り越えていきましょう!!
・非常食の献立を考え、常に栄養課内だけではなく他職種とも保管場所や作り方を連携しておく。
・出勤可能人数に合わせた献立を考えておく。
・近所の弁当屋との連携をお願いしておく。
・委託業者や食品業者との連携をしておく。